水戸市の紅葉名所、もみじ谷・寺、イチョウ並木
水戸市の紅葉名所、もみじ・イチョウのスポット一覧
二十三夜尊桂岸寺(もみじ寺)
もみじ・古木、保和苑の紅葉偕楽園のもみじ谷
多数のもみじ、観光名所水戸市森林公園のもみじ
森林公園、もみじ茨城県立歴史館のイチョウ並木
県立歴史館、イチョウ白旗山八幡宮のお葉付イチョウ
水戸八幡宮、イチョウ・もみじの古木、国指定天然記念物
水戸市の紅葉名所VRツアーマップ
二十三夜尊桂岸寺の地図
偕楽園のもみじ谷の地図
水戸市森林公園の紅葉
水戸市森林公園は、水戸市街から車で30分ほどの水戸市木葉下町にある、143haもの広大な敷地の自然豊かな公園です。また、14体の実物大恐竜模型がある恐竜広場、山羊乳・牛乳製品を製造販売する森のシェーブル館、そば打ち体験等ができる森の交流センター等があります。
春の水芭蕉、河津桜やソメイヨシノ、山桜、4月~5月のつつじ、夏の深緑、秋の紅葉等四季折々に自然を満喫できる森林公園です。
主な紅葉スポットとしては、恐竜広場のメタセコイヤ、こどのも谷広場の多数のもみじの紅葉があります。リンクをクリックするとVRシーンをご覧いただけますが、恐竜広場のメタセコイヤについては新緑の時期のものです。写真をクリックすると、紅葉VRツアーをご覧いただけます。
場所〒311-4161 茨城県水戸市木葉下町
駐車場:約500台程度
お問合せ:水戸市森林公園 森の交流センター
電話:029-252-7500
水戸市森林公園のこどもの谷広場の地図
茨城県立歴史館のイチョウ並木:水戸市の紅葉名所
茨城県立歴史館は、茨城の原始・古代から近現代に至る歴史の流れを概観できる常設展をはじめ、特別展や年数回の企画展の開催、茨城県の歴史に関する資料や公文書の収集・保存をおこなっています。
偕楽園公園の一部でもある広い敷地には、茨城県指定文化財である旧水海道小学校本館や旧茂木家住宅等の建物が移築されています。また、梅や桜、ハスやあじさい、ケヤキやメタセコイヤ、プラタナス、モミジ、イチョウ、サザンカ等四季折々の植物をご覧いただけます。紅葉の時期には、メタセコイヤ、プラタナス、モミジ、イチョウ等が紅葉します。
特にイチョウ並木は有名で、敷地内には約200mにわたるイチョウ並木があり、紅葉時期には遊歩道が銀杏回廊となり、大勢の方が見学に訪れます。イチョウ並木は、現在の南門から北に20m、曽於地点を左折し、直線約180m区間にあります。(何故、この場所にイチョウ並木があるのかについては、次項の由来をご確認ください。)駐車場と正門は、北側にあるため正門から入り、南側へ約130m地点にイチョウ並木はあります。正門から入ると色づいているのが見えます。
例年、11月初旬から中旬にかけて「いちょうまつり」が行われ、様々なイベントやライトアップが行われます。
- 場所〒310-0034 茨城県水戸市緑町2丁目1−15
- 連絡先:茨城県立歴史館
- 電話:029-225-4425
- 開館時間9:30~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日月曜日(祝日の場合は翌日休館)、年末年始 ※その他臨時休館日および開館日があります。
- 入場料・入館料野外等の入場料は無料です。入館料は、展覧会ごとに異なります。
茨城県立歴史館の銀杏並木の由来・説明板
茨城県立歴史館の銀杏並木の由来が記載された説明板です。正門から約130m南側の通路のT字路脇にあります。 記載の要点は、以下の通りです。 ※写真をクリックし、拡大ボタンを押すと記載内容を読むことが出来ます。
- 昭和27年(1952年)のサンフランシスコ講和条約の発効に基づく記念事業が全国で計画された。
- この地に水戸農業高等学校(水農)があった。
- 高校では、記念事業の一環として記念庭園を造ることになって校門から庭園まで並木を計画した。
- 銀杏の植樹は、当時の校長の提案で、在校生の励まし、卒業生の思い出に長く残ることで巨木に成長する銀杏となった。
- 施工は、高校の農業土木科、園芸科の生徒と教職員が自ら行った。
- 昭和45年(1970年)に水戸農業高等学校が那珂市に全面移転し、その跡地に茨城県歴史館が新設された。
偕楽園の脇に水農があったこと、偕楽園公園の一部が農業高校農業実習地であったことは驚きです。 また、並木の終わる付近には、明治32年に建てられた茨城県立水戸農業高等学校旧本館(シーン)が残っています。何故、イチョウ並木が「南門」(シーン)から始まっているのか不思議でしたが、高校時代の正門があった場所です。茨城県立歴史館の「旧水戸農業高等学校本館」のページをご確認ください。
銀杏並木は、水戸農業高等学校の聖地のシンボルであり、当時の校長の提案の「卒業生の思い出」を超えて多くの人に感動を与えています。
銀杏を選択したことにより、イチョウ並木、設置関係者の思い、見学者の感動はあと数百年続くはずです。
茨城県立歴史館のイチョウ並木の地図
水戸八幡宮のお葉付イチョウ(国指定天然記念物)
八幡宮の拝殿に向かって左側に、「八幡なる神の社の御葉付の公孫樹のごとく千代に栄えむ」と和歌に詠まれる御神木のイチョウがあります。 八幡宮のイチョウは、正常の種子(ぎんなんの実)のほかに葉上に実ができるものがあり、オハツキイチョウとして学術上有益なものとして国の天然記念物に指定されています。なお、全国にオハツキイチョウは、20本ほどあり、そのうち茨城県に4本のオハツキイチョウがあります。
「白旗山八幡宮のオハツキイチョウ」
- 国指定天然記念物
- 樹齢:推定700年
- 根本周囲:9.5メートル
- 目通幹囲:5.8メートル
- 樹高:35メートル
場所〒310-0065 茨城県水戸市八幡町8−54
お問合せ:水戸八幡宮
電話:029-226-8854
水戸八幡宮のお葉付イチョウは、昭和4年4月2日に国指定天然記念物になっています。その指定名は「白旗山八幡宮のオハツキイチョウ」です。何故、白旗山八幡宮なのでしょうでしょうか。ちなみに、水戸八幡宮の本殿も国指定文化財ですが、指定名は「八幡宮本殿」で、水戸は使用されていません。第一の理由は、江戸時代以前のものであるからです。白旗山八幡宮は、文禄元年(1592)佐竹義宣公によって創建されました。白旗山の白旗は、源氏の白旗を意味します。佐竹氏は、関ヶ原の戦いに参戦しかかったため、秋田に配置換えになり、佐竹氏の領地は、徳川管轄の領地となりました。水戸八幡宮になったことについては、徳川光圀の寺社改革が関わっており、複雑な歴史があります。ウィキペディアにも記載されていますが、「徳川光圀 寺社改革」や「八幡つぶし」等を生成AI等で検索すると出てきます。