アサザとは:茨城県のアサザ群生地
- 茨城県のアサザ名所一覧
- 茨城県のアサザ個別案内
- アサザとは
- 花言葉・イメージ
- 学名・和名・日本の由来
- 光や温度の感知センサー
- アサザの生殖(種とクーロン)
- 保全活動と絶滅危惧
アサザ(浅沙)とは:特徴、花、根・根茎・葉、花言葉

アサザ(浅沙・阿佐佐)は、ミツガシワ科アサザ属の多年草の浮葉性の水生植物です。原産地は、中国等ユーラシアや日本で、国内では本州、四国、九州の広い範囲に分布し、水路・池・沼等の浅瀬に生えます。花は、晴れた日の朝に咲き、その日に終了する1日花で、黄色い小さな花が6月~9月頃まで咲きます。日本では、万葉集にも詠われており古代から自生しています。別名、イヌジュンサイ、ハナジュンサイといわれ、若葉は食べられます。
、現在は水路や沼の護岸のコンクリート化等によって全国的に滅危が危惧されている植物に指定されています。別名、イヌジュンサイ、ハナジュンサイといわれ、若葉は食べられます。
アサザの花

アサザの花は、小さな黄色の5弁花、花の縁が細かくキザキザで夏(6月~9月)に咲きます。また、1日花で晴れの日の朝に咲き、夕方には閉じます。花を見るのは、晴れた日の午前中がおすすめです。1日花ですが、次々に咲くため3か月程見ることができます。
アサザの花は、主にハナバチ類(マルハナバチなど) や、ハナアブ類 の昆虫たちによって受粉(花粉媒介)されます。
なお、アサザは、「異型花柱性」という独特の繁殖様式です。これは、以下の内容です。
- 花は、花柱(めしべ)が長くて雄ずい(おしべ)の短い「長花柱花」と、反対に花柱が短く雄ずいが長い「短花柱花」の2つのパターンがある。
- 2つのパータンは、それぞれの遺伝子が異なる個体が存在する。
- 1つの繁殖地に、2つのパータンを持つ個体が存在しないと種(受精)ができない。
葉と根茎

- 葉は、切れの目のある卵型で水面に浮かびスイレンの葉に似ていますが、葉の大きさと厚みが異なります。アサザは、スイレンに比べて小さく、厚みがうすい。
- 根茎は、水底上を横走し節からヒゲ根を出し、そこに定着して広がります。写真をご覧いただくと結節点である葉が出ると場所、花ができるが場所から、水中に根を張りだします。
学名・英名・日本語の由来・別名等
花言葉・イメージ・平安時代の事例
アサザの開閉を支えるセンサーと制御システム:量子生物学の世界
光による刺激はどこで感知されているのか
アサザの繁殖方法:クローン成長と種子生殖

アサザの繁殖方法には、以下のようにクローン成長の無性生殖と種子繁殖の有性生殖という2つの生殖の方法があります。これは、過去に経験した様々な試練を乗り越えてきたアサザならではの生き残り戦略です。
写真は、アサザの花と走出枝の伸びる様子です。ただし、現在の環境では、花が咲いても種が出来ないというアサザの危機的な状況が起こっているのです。
クローン成長(無性生殖)
- (1)クローン成長のメリット
- アサザは、成長期になると、水底の泥の中や水中に走出枝(そうしゅつし / ランナー)と呼ばれるつる状の茎をさかんに伸ばします。この茎の節から新しい根や葉を出して次々と増殖し、水面を覆い尽くすように群落を広げていくことができます。アサザの増殖方法として、現在、この方法がメインになっています。しかしながら、この方法は、将来的に次のデメリットの危険があります。
- (2)クローン成長のでデメリット・危険性
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- 「一蓮托生」―環境の変化や病気に劇的に弱い
最大のデメリットは「遺伝的多様性がない」ことです。 クローンで育った集団は、全員が同じ弱点を持っています。そのため、何か一つ未知の病原菌や劇的な気候変動(大寒波など)が襲ってきたとき、「全滅するか、全頭生き残るか」の二択になってしまいます。 - 親の病気(ウイルスなど)もそのまま引き継ぐ
親となる株や個体が、目に見えないウイルスや病気にかかっていた場合、クローンとして生まれた子らも最初からその病気を持った状態でスタートしてしまいます(※これを防ぐために、無菌室でウイルスのいない細胞を取り出す「組織培養」という高度な技術も使われます)。 - 進化に適応ができない
クローンはコピーの繰り返しなので、世代交代をしても新しい能力を獲得(進化)することができません。周囲の環境が数十年、数百年かけて変化していく中で、自らをアップデートして生き残っていく能力は、タネ(有性生殖)で増える生物に劣ります。
- 「一蓮托生」―環境の変化や病気に劇的に弱い
種子繁殖(有性生殖)
アサザの保全活動・絶滅危惧
茨城県のアサザの池・沼・公園の観光名所VRツアー一覧
水戸市植物公園【水戸市】
アサザ、スイレン、小池やすらぎの里小川【小美玉市】
アサザ、スイレン、万寿池本土のアサザ群生池【笠間市】
北関東自動車道調整池八坂公園のアサザ【坂東市】
アサザ、ハス、古代蓮池霞ヶ浦総合公園【土浦市】
アサザ、ハンゲショウ、ハス中根池のアサザ【つくば市】
アサザ、ヘラブナ守谷沼のアサザ【守谷市】
アサザ、スイレン、守谷城址公園外浪逆浦用水路【神栖市】
アサザ、ヒシ、ハゴロモモ、農業用水路
茨城県のアサザ群生地VRツアーマップ
水戸市植物園のアサザ・群生地:水戸市小吹町
水戸市植物公園は、水戸市小吹町にあるテラスガーデン、観賞大温室、熱帯果樹温室、植物館、ロックガーデン、薬用ハーブ園等からなる洋風の庭園です。四季を通してたくさんの植物を楽しめる水戸市のおすすめ観賞・観光スポットです。
植物公園内の小池は、茨城県最大級のアサザの植生池で、小池ではスイレンもご覧いただけます。 アサザの取材時日は、2022年9月10日でアサザの終了時期のため花はまばらです。 7月であれば池一面にアサザが咲き見事なはずです。来年、再取材予定ですの開花の様子は、1年間お待ちください。
なお、小池ではスイレンもご覧いただけるほか、となりの中池では、多数のハンゲショウもご覧いただけます。
場所 茨城県水戸市小吹町504
連絡先水戸市植物公園
電話番号TEL:029-243-9311
入園料金
- 小中学生・県央地域に居住する60歳以上の方:150円
- 一般(上記以外の方):300円
近隣のおすすめ観光スポットは、水戸市VRツアーをご覧ください。
水戸市植物公園の付近のアクセスマップ
万寿池のアサザ・群生地:やすらぎの里小川
小美玉市のやすらぎの里小川は、桜、紫陽花、ヤマユリ、コケ、スイレン等自然豊かな公園です。万寿池のスイレンを撮影に行ったのですが、アサザが多数ありました。スイレンの葉とアサザの葉は、大きさが異なりますが葉の特徴がほぼ同じであるため、花が咲いていないと気が付きません。
万寿池は、中央に橋があり、その東西のいずれにも多くのアサザがあり、スイレンとアサザが同時に見られるおすすめスポットです。
場所〒311-3422 茨城県小美玉市中延1508−1
連絡先やすらぎの里小川 電話番号:0299-58-4580
やすらぎの里小川へのアクセスマップ
小美玉市のやすらぎの里小川には、北側のメイン駐車場の他に南側の万寿池の脇に20台ほど停められる駐車場があります。スイレン、アサザを見る場合には、南側駐車場をおすすめします。
本戸のアサザ自生地:笠間市本土
笠間市本土の北関東自動車道の調整池には、2022年8月27日現在アサザが群生しています。本土地域は自然豊かな里山地域で、地元の茨城県環境アドバイザーの方に案内していただきました。
この調整池に何故アサザが群生しているか不明のようです。8月27日は午前中が曇りであったため花が咲いておらず、掲載写真は、あらためて8月29日の午前中に取材したものです。池一面アサザがありますが、まもなくアサザの開花季節が終了となるためか、花は少なくなっていると思われます。
この調整池は、自動車道の降雨を調整するもので池の周りには高めの金属線柵が張られており、中に入ることはできません。観察は、金属線が細いためその隙間からでも十分に可能ですが、撮影を行う場合には脚立持参がおすすめです。
本戸のアサザ群生池のアクセスマップ
八坂公園のアサザ:坂東市岩井
茨城県坂東市の八坂公園には、古代蓮池があり、その北側の水辺の一部にアサザがあります。古代蓮池は、ハスのシーズン中には池一面に蓮の花が咲くため注意して見ないと気が付きません。ハスの花の奇麗さは圧倒的ですが、その隙間に可憐に咲くアサザもおすすめです。
所在地〒311-3422 〒306-0631 茨城県坂東市岩井3162−3
連絡先坂東市役所都市整備課都市公園係
電話番号TEL:0297-21-2197
八坂公園の周辺マップ
霞ヶ浦総合公園のアサザ・群生地:土浦市大岩田
茨城県土浦市の霞ヶ浦総合公園には、霞ヶ浦に面して水生植物園があり、アサザを見ることができます。水生植物園には、ハンゲショウ等珍しい水生植物が複数植えられています。アサザは、風車側から霞ケ浦湖岸に向かう中央木製通路の南側にあります。
所在地〒311-3422 〒300-0835 茨城県土浦市大岩田145
連絡先土浦市ネイチャーセンター
電話番号TEL:029-826-4829
霞ヶ浦総合公園付近のマップ
中根池のアサザ自生地:つくば市中根
中根池は、つくば市中根にある農業用ため池でアサザが多く繁殖しています。なお、管理者等に確認しましたが、何故、この池にアサザがあるのかわかりませんでした。この状態が続くと、近い将来、池一面のアサザが見られるかもしれません。
この池は、金網で囲われており、日中はヘラブナの釣り人が出入りするため入口から入ることができますが、農業用の溜池であるため通路が狭く危険ですので十分な注意が必要です。駐車スペースは、5台ほどあります。
見頃時期:7月~8月
場所〒319-0116 茨城県つくば市中根
中根池の周辺マップ
守谷沼のアサザ・群生地:守谷城址公園
守谷沼は、茨城県守谷市の守谷城址公園内にあり、池の四方でアサザを見ることができます。また、桜でも有名ですが、池にはスイレンも植えられている他、近くに古代ハス管理所・蓮池があります。守谷城址公園は、6月~8月にアサザ・ハス・スイレンが同時に見られるおすすめ観光スポットです。
場所〒302-0109 茨城県守谷市本町
守谷沼のアクセスマップ
外浪逆浦の水路のアサザ・自生地:神栖市賀地区
20022年9月12日、浪逆浦(そとなさかうら)の神栖市賀(が)地区の水路にアサザが咲いているのを取材しました。
茨城VRツアーでは、霞ヶ浦河川事務所から情報提供を受け、外浪逆浦の約1,5㎞の水路を南に向かって確認し、最後の神栖市賀地区の水神宮の手前100mの水路4か所にアサザが生息しているのを確認しました。
つくば市を出るときには晴れていたにもかかわらず、現地に到着した途端に小雨模様で花は見られないかもしれないとあきらめていましたが、時季外れにもかかわらず、花や葉、茎も元気なアサザを見ることができました。
散歩の地元の数人に聞いても何故ここにあるのか、花の名前も知らないということでした。この水路には、アサザの他にヒシ、ハゴロモモも多数あり、環境が保全されているようです。保護植物であるため、採取は厳禁です。マナーを守って観察してください。




















