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茨城県小美玉市の池花池の夏のオオハクチョウとスイレン満開のお知らせ

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2022年07月22日 臨時ニュース

夏のオオハクチョウとスイレン!!茨城県小美玉市の池花池

小美玉市の池花池の夏の白鳥とスイレンの様子

茨城県小美玉市の池花池は、白鳥の飛来地とスイレンの咲くことで有名な農業用の溜池です。
2022年6月29日にスイレンの取材で写真撮影を行いました。この時点ではスイレンはまばらでした。帰って写真を確認していると白い鳥が写っており、コブハクチョウと思い、拡大するとなんとオオハクチョウでした。
そんなことがあるのかと思い、念のため7月1日に再度、池花池を取材しました。近所の餌をやっていたおじさんの話では、一旦4月には、すべての白鳥の旅立のを確認しているということでした。その後、いつの間にか1羽だけいるようになったとのことです。けがしている様子もなく原因はわからないということでした。

熱い日が続いて気になり、7月9日にも取材しました。近所のおばさん話では、毎日、朝夕、餌やりに来ているということで「ぴーちゃん」と呼んでいるとのことでした。何故いるのかについて、わからないので役所に聞いたらわかるのではということで、小美玉市に確認しましたが理由はわからないということでした。

7月20日に近くに行く機会があり、確認しましたが引き続き、オオハクチョウはいました。
写真でも、分かるようにどこにもけがのあとは無いように思われます。また、釣り糸等が絡まって様子もありません。ただし、4度の取材において1度も飛翔は確認していません。現在、池にはスイレンが全面的に咲いていること、近所の住民の方が見守っていることで餌の心配は無いようです。なんとか、仲間がやってくる11月下旬~12月中旬頃までのあと5か月、無事でいることを願うだけです。なお、見る場合には、朝の早い時間、夕方の方が良いようです。おばさんの話では、満腹の場合には慣れていても近づいてこないということです。見に行く場合は、刺激しないようにご注意ください。

小美玉市の池花池の白鳥:木陰で涼む様子

白鳥にとっても日本の猛暑は、さすがにつらいと思われ、日中は木陰にいることが多いようです。

小美玉市の池花池の木陰の様子

夏の池花池の白鳥の近撮の様子

近寄ってきたので、腹が空いている状態と思われます。特に目立った外傷は無いようです。体系的に若鳥のようです。

茨城県小美玉市の夏の池花池の白鳥の近撮の様子

池花池の一羽たたずむ白鳥

一羽ぼっちで、さみしそうに見えます。年末に仲間が来ることを分かっているのでしょうか。

茨城県小美玉市の夏の池花池の白鳥の1羽たたずむ様子

茨城県小美玉市の池花池に夏にオオハクチョウがいる理由

以下は、あくまで推測です。
白鳥は、シーズン時の池に1羽、2羽でいるところを見かけることがあります。しかしながら、基本的に夏・冬で渡りのため集団で行動します。この渡りの距離は、オオハクチョウの場合、3000㎞程で空気抵抗対応、集団の他の白鳥の羽ばたきの上場気流を利用するためV字飛行をします。このため、渡りには十分な体力が必要であり、体調に異常があると帰れません。体調が戻ったとしても、Ⅴ字飛行は1羽ではできないため帰れないということになります。

何故、茨城県の小美玉市の池花池に夏にオオハクチョウがいるのかについて、以下のことが考えられます。

(1)何らかの損傷を負っていること
外部からは羽毛で見えませんが、内部的に肉食獣等に噛まれた傷があるか、骨折等があり、3000kmの飛行に耐えられない。また、回復したが、集団の渡りに間に合わなかったということが考えられます。
(2)池花池が最も安全で年間を通して餌が豊富なこと
おそらく、池花池が県内の白鳥依頼地で最も安全で食料の確保ができることを知っていた、又は、知ったということだと思われます。茨城県内でオオハクチョウの飛来する池で、スイレンが一面に咲くのはこの場所だけです。スイレンの根や茎は、食べ放題です。また、日本の夏は、どの地域も白鳥の天敵であるキツネやタヌキ等の肉食獣が活発に活動する時期です。池花池の近辺は、農地が多く、雑木林はありますが森や山がなく、しかも、池の大部分が金網で囲まれているためキツネやタヌキ等の肉食獣が近寄れない状況があります。
(3)オオハクチョウはどこから来たか
①近隣のオオハクチョウ飛来地・池から移動してきた
一旦、すべていなくなったことは確認されているため、近隣の池から移ってきた可能性があります。近隣には、小美玉市の遠州湖、笠間市、桜川市等複数のオオハクチョウの飛来地があり、過去に飛来した経験があるか、夏にふさわしい場所を探して移動してきたことが考えられます。なお、オオハクチョウとコハクチョウの茨城県の内陸部における境界(オオハクチョウの南限)は、概ね小美玉市付近であり、内陸部の南側(土浦市・コハクチョウ)からの飛来はないはずであり、有るとすれば東部鹿行地区の潮来市、利根川付近の千葉県の市町村が考えられます。
②池花池のオオハクチョウが戻ってきた
池花池で越冬したものの、一旦、渡りを開始し、渡りの集合場所や飛行中に体力的に無理と判断し、引き返してきたことが考えられます。